昨日、『ホームグラウンド』が取次さんに無事搬入されたと、編集兼営業担当の杉江さんより連絡が入った。なので、都内などの早いお店では、今日あたりから並び始めるとのことだった。明日、夕方から知人と飲む(だけどマレーシア戦の前には帰る)約束をしているので、その前に書店さんに行ってみようかと思う。こっそりと……。
なぜ、こっそり行くかと言えば、以前地元の書店で、知り合いの奥さんにお会いしたときに、とても恥ずかしい思いをしたからだ。書店に行けば、どうしても自分の本が気になるのが人情というものだ。しかし、その奥さん(とてもいい人です)は、僕を見つけると満面の笑みで、大きな手振り身振りで、「ほら、こっちこっち。ここ、ここ!」とやり出したのである。彼女は僕の本が置いてある場所を親切に教えてくれたわけですね。申し訳ないが、僕はその場から逃げ出した次第である。
先日、編集者の運転する車の助手席で「小説を書いていることは恥ずかしい」と話すと、意外な反応をされた。「作家なんてかっこいいじゃないですか」的に言われたが、どうしてもそういう気持ちにはなれない(今は)。やはり本来は、日の当たらない場所の生き物のような気がする。だから、日の当たる場所に下手に出ると、ややこしいことになったりする可能性が強い。そういうわけで、ほかの作家さんの表彰式などの招待状が届いても、いつも欠席に○をして返信するのであった。
さて、新刊の「ホームグラウンド」は、発売前のゲラ刷りの段階で多くの書店員さんに読んでいただいたことを知りました。そのためか、お会いする編集者の方たちからも、発売前から『ホームグラウンド』の話をずいぶん聞きました。僕はツイッターやフェイスブックなどはやっていないので(フェイスブックは本名で試したところ、お友達が3人しかできず挫折)、そこら辺のことは大変疎いのですが、杉江さんを通してあたたかい感想の数々を目にした次第です。すごく、すごくうれしかったです。この場をお借りして(たいした場でなくて申し訳ないのですが)御礼申し上げます。ありがとうございました。
本は作って終わりではないので、多くの方に読んでいただければと思っています。だから、この制作日記も、もう少し続けようかと思います。
今日は夕方から「近所の公園まで行き、500メートルのコースを10周しました。時々歩きましたが、なんとか完走。たかが5キロですが、今の僕にとっては、かなりきついです。夕日を眺めながらひとりで走るのもいいものですね。そして、家まで残り100メートルくらいでダッシュ。短距離なら結構いいタイムで走れるんじゃないかなと、妙なうぬぼれを抱きました。やっぱり、走りもサッカー的かもしれない。
なんだか今回は(かっこ)が多いぞ。